2018年05月27日

池坊展 経済界の華道人 作品報告

3回目となる「経済界の華道人」での出瓶。今回は仕事でもプライベートでもご一緒する機会のある先輩方と並んで出瓶ということで、改めて華道の面白さを感じた。

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完成した作品もそうだが、花を生ける過程や花材や花器、花型の意思決定のプロセスにもその人が表れる。それは良い悪いではない。
自分らしさを追及することは同時に人の意見を聞かないことかもしれないし、挑戦し続けることは反復や温故を欠くかもしれない。常に両面があるなかで、自らの作品を顧みた。

生花正風体二種の二株生け。これは以前も展示している個人的に既視感のあるものだ。雌株のカキツバタは体に少しばかりの成長があるがそれのみだった。雄株のナツハゼはその日の花材と向き合い、型に囚われていた昔ではできなかった姿になった。

永田 暁彦
生花正風体 株分 水陸生


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技術の話ではなく、日ごろの華道への向き合い方が出ている。チャレンジも反復も不足している。
「経済界の」という装飾語が付いているのは華道人であり花ではない。花は飾りのない自分がでる。自分らしさ、挑戦、こだわり、など先輩方の人となりが出ている花をみながら、自らの現状と内側を見直す素晴らしい機会になった。

永田 暁彦


posted by morikadou at 08:00| Comment(0) | 池坊いけばなLuxe リュクス