2014年04月19日

はななすの歌舞伎花暦〜第七幕『桜』

こんにちは、はななすですかわいい

花展まであと2週間がく〜(落胆した顔) 。花展のため生花三種生けをお稽古中です。
時間がいくらあっても足りず、不安もいっぱい。怒涛のような毎日の中、今年も桜の下でまた一つ歳を重ねましたバー

3年前、一人で心細く始めたいけばなでしたが、今は森先生や先輩・仲間のみなさんと京都へ行ったり、花展の準備をしたりわーい(嬉しい顔)。楽しく花展の日を迎えられるよう、精進いたしまするんるん

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(花材:リアトリス、山吹、すみれ)


さて、今月の歌舞伎花暦は『』ですかわいい

にまつわる歌舞伎はたくさんあって、どれにしようか迷ってしまいますが、いくつか印象深い作品をご紹介いたします。

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咲く山々を背景に、白拍子花子が恋の妄執に取りつかれ大蛇となる歌舞伎舞踊の大曲『京鹿子娘道成寺

・義経をはじめ、源平合戦に巻き込まれた人々の悲劇を描く三大歌舞伎の一つ『義経千本桜

・同じく源平合戦の乱世、切り落としたの枝が、息子の討ち首を暗示。戦の世の無常を訴えかける『一谷嫩軍記(いちのたにふたばぐんき)−熊谷陣屋

・絵師雪舟の孫 雪姫は囚われての木に縛りつけられますが、涙ながらに足元に積もった花びらで、つま先を使いネズミの絵を描くと、本物のネズミが表れて縄を齧り切って逃がしてくれるという、まるでファンタジーのような『祇園祭礼信仰記−金閣寺

の山に川を挟んで敵味方、生きて夫婦になることの叶わぬ2人。それぞれの両親がの枝を手に、悲壮な覚悟をする日本版“ロミオとジュリエット”『妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)−吉野川

舞台の見た目は桜色で大変晴れやかですが、物語にはどれも哀切がこもっているのは、の持つはかない美しさから来るのかもしれません。
だからこそ、これらの歌舞伎ものように長く愛されているのですね。

みなさんもぜひ、「歌舞伎で花見かわいい」を体験してみてください。

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それでは、また次回をお楽しみにexclamation

はななすかわいい
posted by morikadou at 00:55| Comment(0) | はななすの歌舞伎花暦

2014年03月13日

はななすの歌舞伎花暦〜第六幕『梅』

こんばんは、はななすですかわいい

花展まで、あと53exclamation×2あっという間に近づいてまいりました。
生花のお稽古を始めて1年。壁にぶつかり停滞気味だった日々を乗り越え、最近ようやく少し楽しめるようになってきましたグッド(上向き矢印)。この手応えを花展の作品にも活かしたいでするんるん

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(花材:キバデマリ、アイリス)

さて、春の風が吹き始めた今月の歌舞伎花暦は『』ですひらめき

先日、湯島天神に詣でたのですが、天神様といえば菅原道真『東風吹かば匂いおこせよの花 主なしとて春な忘れそ』という句は、都を追われ九州の太宰府に流される際、道真が詠んだものですが、そのため天神様の境内には決まっての木が植わっています。

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 三大歌舞伎の一つにも道真を題材にした『菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)』という大作があります。道真や彼を取り巻く人々の悲劇が繰り広げられますが、各場面の庭木や吊もの、衣裳に白梅・紅梅があしらわれています。
名作の見せ場を担う松王丸梅王丸桜丸という三つ子の兄弟は、花木の特性を表すような生き方をします。梅王丸は地味ですが堅実です。

 もう一つご紹介するのは、上方歌舞伎の代表作『恋飛脚大和往来(こいのたよりやまとおうらい)』です。『封印切』としても知られるこの作品のヒロインの名は「梅川」。

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  恋人である彼女を身請けするため、飛脚の忠兵衛は預かった公金の封を切るという大罪を犯し、2人は追われる身に。廓では艶めいて見えたの裾模様でしたが、一転して雪道を落ち行く2人の姿は、黒地に流水・白梅の木が描かれた揃いの着物。そこからは死出の旅路の覚悟と、愛を貫くしかない堅固な意思が伝わってくるようでもあります。

 は香りや顔(かんばせ)のみならず、折れ伸びる枝ぶり・大地に根差す幹までもが見どころであることに気づき、「」にまつわる歌舞伎の役々にも、その特徴が表れているように思えました。
梅ヶ枝餅を食べながら歌舞伎を見るのも楽しそうでするんるん

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それでは、また来月をお楽しみにぴかぴか(新しい)

はななすかわいい
posted by morikadou at 23:06| Comment(0) | はななすの歌舞伎花暦

2014年02月08日

はななすの歌舞伎花暦〜第五幕『牡丹』

こんにちは、はななすですかわいい

社中花展まで、86日目!!となりました。

外は大雪雪ですが、あっという間に5月がやってきそうな気がしますがく〜(落胆した顔)
生花の出瓶を目標にお稽古中ですが、少しでも生花の世界観を表現できるようになりたいです。

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(花材:黒芽柳、菜の花)

さて、今回の歌舞伎花暦は花王『牡丹』をご紹介しますひらめき

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歌舞伎には、獅子が登場する「石橋(しゃっきょう)もの」というジャンルがあります。これは能の『石橋』という演目に由来します。
初めは人間の姿で登場するのですが、途中から獅子に変化するのがお決まりのパターンです。そして、そこには必ず牡丹が登場します。

中でも代表的な歌舞伎舞踊が『春興鏡獅子(しゅんきょうかがみじし)』です。
正月の江戸城で弥生という名の小姓が、余興に舞を披露することになりました。赤・白・桃色の大輪の牡丹が描かれた金襖ぴかぴか(新しい)を前に、艶やかな舞が進みにつれ、供えてあった獅子頭を手にさらに舞っていると、その獅子頭に体を乗っ取られ、ついには獅子の精に変化してしまいます。

舞台に設えられた紅白の牡丹や、胡蝶の連れ舞と戯れたり、毛を振ったりと、前半のかわいらしいさから打って変った勇壮さが見どころです。衣裳にも牡丹があしらわれています。

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他にも親子の獅子が登場する『連獅子』、牡丹を手にした立ち回りがある『石橋』などがあります。いずれも品格の高さが漂う華やかな舞台ですが、牡丹の存在がそう感じさせてくれるのかもしれませんね。

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それでは、また次回をお楽しみに!

はななすかわいい

posted by morikadou at 13:22| Comment(0) | はななすの歌舞伎花暦