2017年06月12日

五月雨の立花新風体

皆様こんにちは いかがお過ごしでしょうか
そろそろ東京も梅雨入り 晴れ間が貴重に感じるころです
先月末は 花展にイベントにと大忙しで ようやく自分を振り返る 余裕ができました

今日は 5月26日27日に いけばなの根源 池坊展に出瓶しました
掛けの立花新風体 をご紹介いたします

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花形: 立花新風体
花材: 松、朴、笹ユリ 、ヘリコニア、スチールグラス、その他

今回久しぶりに 掛けの作品となりました
壁に花器を掛けていけるため 後ろに枝はふれない 重い感じもあわない
条件のもと 松を軽やかに下段に流してみようと思い 朴と笹百合を合わせます

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正面からの写真だと 立体がわかりませんが 松はかなり前に
笹百合もスチールグラスも 前に出ているのがわかります
この遠近感が 難しくまた楽しく...一回一回が勉強ですね

五月雨に 物思ひをれば 郭公
夜深く鳴きて いづち行くらむ
紀友則


さみだれに物思いに耽っていると、夜深くホトトギスが鳴いて
飛び去っていくのが聞こえる。あれはどこへ行くのだろうか。

新風体は 形以前に 作者と草木の出合い そこに溢れる感動や深い思いを大切に します
立花としての格を持ちながら 新しい草木の「よろしき面影 」を これからも追い続けようと改めて思いました

会場でご覧くださいました皆様 本当に有難うございました
御礼を申し上げます
では 良い一週間をお過ごしくださいませ

由華

posted by morikadou at 11:01| Comment(0) | 平成たおやめぶり

2017年01月23日

こころの岸辺に咲いて

皆様こんにちは 寒い中にも立春に向けて陽光晴れが明るくなっているようですが おかわりございませんでしょうか
今日で池坊東京連合支部花展も 終了いたします
いけばなbijouxメンバーの作品はございませんが 花の力に溢れた会場
お時間ございましたら ぜひ足をお運びくださいませ

この十日間を振り返ると 通常のお稽古をしながら
十人の生徒さんの作品を見守り 自分も制作発表するのは かなり大変なものがありました
でも それ以上に嬉しいこと考えさせられることが たくさんあって やはり
生徒のコメントにもあったように 
今 自分が置かれた場所で 花と向き合い 精一杯努力する
これに尽きると 思います
花は無心 それだけで美しい 
その命を戴いて 私たちは何を活かし いけばなにするのか

 特別席 壁掛けの自由花
 森 由華
 花材:アスパラ、カラー、スウィートピー、パイナップルリーフ


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 特別席は 会場入り口のある地下二階
 職位上位の先生方の力作が 並びます
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 実際はこのような壁に ねじ釘でベースをとめ
 花をいけこみます 作品ベースは手作り
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直前まで別の構想があったのですが 二次展の生徒さん達を見ていたら
春待つ気持ちを赤いスウィートピーで表現したくなり 急遽ベースを制作
寒風の中を上野までお越しになるお客様に やさしい気持ちになっていただければと作りました

会場でお声掛けくださった皆様 メールで感想を送ってくれた皆 
本当に有難うございましたexclamation
いけこみ 搬入撤花をお手伝いしてくれた皆にも 心より御礼を申し上げます
それぞれの思いを 心の岸辺に咲かせられますよう 
立春ぴかぴか(新しい)に向かい 良い一週間をおすごしください

由華


posted by morikadou at 08:26| Comment(0) | 平成たおやめぶり

2017年01月05日

初いけ式

皆様こんばんは 私は本日 京都家元で行われる 平成二十九年度華道家元池坊初いけ式に参加して参りました
毎年京都の新年を寿ぐ 恒例行事として テレビや新聞でも取りあげられていますから ご存知の方も多いと思います
私の仕事始めともいえますし 一年の計を考える時間でもあります

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これぞ日本のお正月exclamationの室礼をお届けします
家元道場席一階の次の間 の床飾り
日本の伝統美が凝縮されています 生花『梅の一種生け』が飾られています
私たちが学んでいる 池坊の道の部分が凝縮されて
京都独特の寒さのなかにも 春待つ温もりを感じます

今日が仕事始めの生徒の皆さんも 多いとおもいますが
今年も一年 元気で頑張って そして 時に花をいけて 
穏やかな時間をすごしていただけますよう 私も精進いたします

  初いけ 立て花 

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  唐銅の小ぶりの花器に 初春への兆しを軽やかに立てました

  花材  蘭、赤柳、雪柳、千両、葉牡丹、

森 由華








posted by morikadou at 22:20| Comment(0) | 平成たおやめぶり